スペシャルインタビュー
「日本型健康経営」で物流業界を元気に!
株式会社 日本健康経営
代表取締役
松本大成 氏
Interviewer
株式会社ラフ・ダイアモンド
代表取締役
稲木幹也 氏
インタビュー
本日は、㈱日本健康経営 代表取締役の松本大成さんへのインタビューをさせて頂きます。松本社長、こんにちは。よろしくお願い致します。 インタビューに入る前に、まず、松本社長のご経歴を教えて下さい。
こんにちは。㈱日本健康経営の松本です。本日はよろしくお願いします。 私は、1967年、福岡県久留米市で生まれました。久留米市は、チェッカーズや松田聖子など、結構、ミュージシャンを輩出しています。 幼い頃より、この地で育ち、久留米市の高校を卒業しました。その後、コンピューターのSE(システムエンジニア)になるため、九州電子計算機専門学校で学びました。卒業後、就職したのが、九州電力の子会社 ニシム電子工業㈱でした。私は、そこで九州電力のホストコンピューターのSEをやっていました。 その後、東京海上火災保険㈱という全く別の業界に転職し、3年間の研修を受けた後、2002年に保険代理店として独立しました。 以降、いろんな事業を手掛けながら、2017年に㈱日本健康経営という現在の会社を設立し、代表取締役に就任しました。
松本社長は、沢山のミュージシャンを輩出している久留米の地で子供の頃を過ごされたんですね。そんな土地で育つと、やはり音楽に関する刺激を受けられたのでしょうか?
実は、高校生時代にバンドを組んでいました。ドラムをやっていたんですよ。頭の片隅のどこかに、あの「めんたいロック」があるんですね。陣内孝則さんのロッカーズとかが、僕達のちょっと先輩に当たるんです。 そういった音楽にすごく刺激を受け、その後ハードコアパンクのミュージックにまで進んだんです。どんどん深入りして行って、ちょっと過激になっていた時期もありました。
今の松本社長からは全く想像がつきませんね。 ご経歴を拝見していると、ニシム電子工業㈱入社(1988年)から東京海上火災保険㈱入社(1999年)までの約10年が人生の大転換のように見えます。この期間に、何か人生におけるポイントがあったのでしょうか?
この期間は、経歴上、わざと空白地帯にしているんですよ。実はその間、いくつかの仕事をやっていました。営業をやったり、学習塾を始めたりとかです。その時は、経営者になりたかったんですね。それでSEの世界を飛び出し、経営の世界に入ろうと思いましたね。
さらに、BNI*福岡東リージョン創設(2012年)から㈱日本健康経営の設立(2017年)の期間もジャンプアップしていますね。 *BNI: 世界最大級のビジネス・リファーラル(紹介)組織
この期間は、国内や海外でいろんな事業を展開しました。タイとかミャンマーで、飲食店をやったり、香港で資産形成会社を作ったりです。実は、国内外で共同経営も含め、これまでに17法人を設立し、経営して来たんです。 その集大成というわけではないですが、永続性のある経営をサポートしたいと思い、㈱日本健康経営という会社を設立しました。
きっと、健康事業に足を踏み出すきっかけのようなものがあるのですね。
保険代理店をやりながら、資産形成とか経費削減とか、お金に関わるところでお客様のサポートをしていたんです。その中で、お金だけをサポートしても、会社って永続性がないっていうのが段々わかって来たんです。 経営者が困ってるのは、ほとんどが「人」なんですよね。働いている人のモチベーション、健康、コミュニケーションとか、そういったところで多くの経営者が悩んでらっしゃるということを知りました。ここをやっぱりやらないと駄目だなと思っていました。そんな2016年、「健康経営」という考え方が、日本に広まりつつあることを知りました。 それは、社員の心と体の健康増進をすれば、会社の生産性を上げることができるという考え方だったんですね。そういう流れから、「健康経営」に足を踏み入れることになりました。
それ、非常に面白いですね。東京海上に務めたところから、松本社長には「健康経営」への意識がじわじわと湧き上がって来たんですね。
そうですね。2009年のSMI*モティベーターっていうのは、能力開発なんですが、「人」の「モチベーション」や「やる気」の研究をしている会社です。そういった「人」のところに、だんだん考えが動いて行きました。そして、考えが「金」から「人」へと移って行きました。それがいいのかどうか分かりませんが、そこは自分でも面白いと思っています。 *SMI:知識・教育・コミュニケーションの分野のパイオニア
松本社長の波乱万丈のご経歴を伺いましたが、松本社長の人生で思い出に残っている音楽体験をお聞かせ下さい。
思い出に残る曲は、ゆずの「栄光の架け橋」です。 東京海上日動保険の保険代理店を経営していた2008年のことですが、「超保険」という総合保険商品の販売で、年間日本一になるという目標を設定しました。年初に福岡の現ヒルトンホテルに行って、1年後の日本一達成パーティーの会場を予約しました。日本一になることを沢山の人に公言し、日本一達成パーティーの会場も予約して、達成せざるを得ない状況を意図的につくって1年間を過ごしました。 結果、日本一を達成することができたのですが、その時に自分を奮い立たせるために、いつも聞いてカラオケに行っても歌っていたのが「栄光の架け橋」です。今でも、この曲を聴くとその当時のことを直ぐに思い出してしまいます。
それでは、そんな松本社長が、現在経営されている㈱日本健康経営の活動について具体的に教えて下さい。
弊社は「健康経営」という経営戦略のサポートを企業に対して行っている会社です。 「健康経営」というのは、働いている従業員の「心」と「体」と「社会面」において健康増進を図っていくというものです。最終的に従業員の全てが幸せであるという状態を作り、それにより、会社の生産性が上がったり、離職率が下がったりと会社に好影響を与えていく経営戦略になっています。 「健康経営」は自社だけでは、なかなか運営できないもので、これらのエキスパートを集め、企業のサポートをしているっていうのが、弊社の事業なんです。
なるほど、「健康経営」は、素晴らしい戦略なんですね。そんな㈱日本健康経営の理念、非常に気になって来ましたが、教えて頂けますか。
弊社には「感謝と貢献」という理念があります。 「健康」は、誰もが重要だとわかっていますが、「健康ですか?」と聞くと、「ちょっとあそこが悪かった」とか「ここが悪いんです」とおっしゃる方がほとんどです。「健康」になりたいって思うかどうかは、両親とか先祖の命に対しての感謝という気持ちが大きいかどうかということです。そうすると自分自身の心と体はいい状態にしたいなっていうふうに思ってくると、考えたんですね。そこから、「感謝と貢献」を理念にしています。 この「感謝と貢献」の考え方を、一人でも多くの人に深く考えていただき、それをきっかけに健康になって、幸せな人生を歩んで頂きたいのです。そうすれば、会社も良い会社になるという形を作って行こうというのが、弊社の考え方になっています。 一般的な「健康経営」と比較すると、かなり人生に偏っています。手法手段だけをお伝えするということじゃなくて、考え方、生き方、在り方を主に伝えて行きたいと思っています。
それは興味深いです。そういう考え方、生き方、在り方を伝えたという事例ってありますか?
例えば、倫理法人会や人間力を磨く月刊誌の「致知」なんかです。こういったものを導入していいただいて、自分の人生を考え直して、仕事に対してのやりがいを見出していただいたたとかです。これにより、家庭の大切さを感じ、家庭が上手くいくようになって、仕事が楽しくなったとかいうことがあります。 このように考え方を。より良くしていくことで、その人の人生や会社が良くなったという事例は沢山あります。
それは素晴らしいですね。松本社長の会社は、いろんな素晴らしいことをやられていますが、㈱日本健康経営自体または事業の魅力は、一言でいうと何でしょうか?
今、日本では労働人口減少や少子高齢化という時代に入っています。その中で、政府も「人的資本経営」という考え方を中心に、これからの経済や会社を良くしていこうという動きをしています。 つまり、これからの時代は、働いている人を大切にするっていうことが基本になってくると思います。その中で弊社の事業の「健康経営」という考え方は、人的資本経営の中の柱になっていき、これからの企業経営にはもう必須の経営戦略になっていくため、非常に魅力的です。
御社の事業は、今後の未来を形作る上でも、大変素晴らしい取り組みだと思います。そんな中で、御社は運送業の健康経営に力を入れていると伺いましたが、それは、どのようなものですか。
運送業では、健康起因事故というものが非常に増えてきています。5年で2.4倍になっているそうです。 我々が「健康経営」を広める中で、健康増進すると交通事故が減るということがわかったんですね。運送業は、社会のインフラですので、この業界を守るために健康がすごく役に立つんだなと思いました。そこで、「スマート事故防止システム」という皆さんの体の状態を把握できるような医療機器を使って健康意識を高めてもらい、病気にならない体を作ってもらおうというシステムを広げています。
そのシステムに興味を持った場合、御社のホームページを見れば具体的なことがわかりますか。
はい、弊社のホームページを覗いていただくと、「スマート事故防止システム」という項目がありますので、それをクリックしていただくと詳しく載っています。
御社の強みを沢山お話していただきましたが、その強みを一言でいうと一体何でしょうか?
弊社の強みはやはり「人の人生に焦点を合わせている」というところだと思います。
ありがとうございました。御社の「健康経営」の取り組みについて、よく分かりました。そんな会社を経営している松本社長が、どんな健康増進策をされているのか、非常に興味深いです。お聞かせ願えませんでしょうか。
私の体に関しては、やはり早寝早起きですね。夜10時には寝て、朝5時に起きる。7時間ちゃんと睡眠をとって早寝早起きすることを基本的にしています。 年齢もあるかもしれませんが、食は玄米を食べるようにして、白米は嗜好品っていう思いで食べるようにしています。 その他、なるべく朝散歩をしています。冬はなるべく無理しないで、寒いので止めて、もう3月ぐらいから散歩したりとかしていますね。 また、添加物とかも怖いので2年前から始めたんですけども、シャンプー剤を使わないですね。シャワーでずっとお湯だけで流して行くという形です。これをすると髪の毛が強くなって行くんです。体の中にいろんな石油製品というか、化学物質を入れないっていうところがいいのかなと思っています。そういうことで、髪を染めるのも止めました。
社長さんだと、会食とかが多くなってくると思うんですけど、そういうことってどうやって対応されてますか?
そうですね。なるべく出されたものは食べるようにするんですけども、外食になった時も食べ過ぎないように、少なめにしてもらったりしています。お酒とかも深酒しないで嗜むぐらいにするみたいな形で、お付き合いちゃんとしつつも一回の量を減らすっていうところに気を付けています。
シャンプーを使わず、お湯で頭を洗うのが、すごいなって思ったんですが、頭は臭くならないんですか。
いや、驚くことに全く臭くならないんですよ。 シャンプーを止めた瞬間は、油が出ているように感じるんですよ。でもそれは、シャンプーで洗いすぎているんで、体が余計油を出しているんです。シャンプーしてる時は、時間が経っちゃうと臭いが出てくるんですけど、お湯だけだと、だんだんと油が出なくなります。思っているのと真逆なので、非常に面白いですよ。
松本社長は、見るからに健康体に見えますが、何かスポーツをやられてるんですか。
今は、時々テニスをやる感じです。ゴルフもと思ってるんですけども、なかなかゴルフを好きになっていく自分がいないもんですからね。自分としては、テニスが一番いいなと思っています。
会社のお話をいろいろ伺いましたが、今後の会社の展望もすごく興味があるんですが、お聞かせ願えませんでしょうか?
「健康経営」は、アメリカから考え方が入ってきたんですけども、日本型「健康経営」っていう、今、日本が進めているその健康保険の考え方、進め方、これを逆に世界に広めていきたいなと思っています。本当に世界の人たちが、充実した人生を送って、人が良くなって、それによって会社が良くなるという考え方を是非、世界に広めて行きたいと思っています。
日本らしい「健康経営」について何か一つ挙げていただければ、嬉しいです。
一つはやはり、考え方もそうなんですけれども、「データをきちんと取ること」と「予防」ですね。 「予防」のためにいろんな検査の仕組みがあるというのは、やはり現在地を知ることによって、人は変えようというのが思う気持ちが湧いてきます。健康診断とかがん検診とかありますけども、そういった検査もやはり必要だと思います。それに加え、先程の考え方ですね。これを広めていくということが、日本式健康経営だと思っております。
ありがとうございます。それでは、いよいよ最後の質問になります。この素晴らしいサービスを、こんな方に知って欲しいとか、こんな方に是非使って欲しいという対象がありますでしょうか?
はい、先程お話しました運送業の方々ですね。 オススメは、働くドライバーさんの健康増進を図るために、安全と健康をミックスした「スマート事故防止システム」ですね。これを広めたいと思っています。運送業の方、特に創業経営者の方と是非、知り合いになりたいと思っています。
松本社長の「スマート事故防止システム」にご興味を持った運送業界の経営者の方、㈱健康経営のホームページの問い合わせより、連絡することができます。合わせてメールアドレスも載せておきます。 松本社長、本日は、大変興味深く、ためになるお話を聞かせて頂き、誠にありがとうございました。
会社概要
会社名 | 株式会社 日本健康経営 |
代表者名 | 松本大成 |
所在地 | 東京都中央区銀座8丁目14番5号 銀座小寺ビル5F TEL: 03-5809-3938 ホームページ: https://www.nihon-kenkokeiei.co.jp/ メールアドレス: info@nihon-kenkokeiei.co.jp |
事業内容 | 日本健康経営は意欲的に働き前向きに物事を考えられる、社会人の健康づくりをサポートし、人生100年時代構想に貢献します。 日本健康経営は、「健康経営のプラットフォーム」作りを実践します。 わたしたちは健康経営を広めるための仕組みづくりを行い、健康経営を実践するために有効な人材やコンテンツを全国から集めて各企業へご提供します。 1)コンテンツ開拓、2)マーケット開拓、3)教育プログラム開発、4)情報発信、5)地方自治体支援、6)海外進出支援 |
事業概要 | 1)コンテンツ開拓 健康増進を行うための解決策を全国から集め、精査し、最適な解決策をご提供します。 2)マーケット開拓 日本全国に「健康寿命の延伸」を広めるための効果的なマーケット開拓を行います。 3)教育プログラム開発 質の高い健康経営アドバイザーを育成するための教育プログラムを開発します。 4)情報発信 健康経営や健康増進の最新情報を定期的に配信します。 5)地方自治体支援 地方自治体が取り組む地域住民の健康増進に協力していきます。 6)海外進出支援 健康産業業者の海外進出のマーケット開拓を支援します。 |
企業理念 | 【理念】感謝と貢献 健康は目的ではありません。「命」を繋いできて頂いた先祖に「感謝」の気持ちを持つことで、健康に対しての意識が強くなり、その「命」使って世の中に最大限に「貢献」したいと考える人を一人でも多く増やしたい。 |
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